コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

脳科学、心理学、祈り

NEURO SCIENCE

脳科学と祈りの関係

神社、お寺、祈り、癒し、観光

ポジティブな祈りとネガティブな祈りに違いがある

そもそも「祈る」とはどいう行為でしょうか?

人によって定義はそれぞれ大きな違いがあると思います。

特定の信仰を持った人にとって祈る対象は明確ですが、そうではない人にとっては明確ではないと思います。

祈りの内容もその人によって千差万別です。

しかし、脳に与える影響という点から見れば、ポジティブな祈りとネガティブな祈りでは大きな違いがあることが研究により明らかになっています。

日本人の無意識な文化的価値観

神社仏閣や仏像に願い事をするという行為には、実際に「効果があった」という主観的な体験や、信仰の背景からくる期待感が関係していると考えられます。

つまり、神社仏閣や仏像に対しては、長い歴史や信仰に基づく伝統的な価値観があり、その信仰や儀式に参加することによって心に安らぎや力を得ることができると信じられています。

例えば、ある研究では、宗教や信仰が人々の生きる意味や幸福感につながる可能性があることが示されています。また、祈りがストレスを軽減する可能性があるという研究もあります。

脳科学、心理学、癒し、研究

祈りや願いが脳に良い影響を与えられる

祈りと脳の関係については、多くの研究が行われています。

祈りが脳の機能や構造に良い影響を与える可能性があることを示す、さまざまな研究などがあります。

例えば、アメリカのハーバード大学医学部やニューヨーク大学医学部で行われた研究では、瞑想によって脳の海馬の灰白質が増加することが示されました。

そして、灰白質が増加すると、認知機能が改善されることを示す研究結果があります。

灰白質は脳の神経細胞の体と軸索から構成されており、認知機能や知的能力に関係しています。

具体的には灰白質が増加すると、以下のような効果が期待されます。

脳科学、心理学、祈り

祈りや願いで脳の神経回路を変えられる

祈りを続けることで、脳のニューロン同士のつながりや神経回路が変化し、よりポジティブな思考パターンを身につけることができるという調査結果もあります。

2009年に発表された研究では、祈りを行うことで、被験者の自尊心や自己肯定感が向上したという報告があります。

心理学、祈り、効果、ストレス

祈りの効果による精神的な安定感

瞑想や祈りをすることで、脳波に変化が生じ、特にアルファ波と呼ばれる脳波の増加が報告されています。

これがリラックスや集中力の向上に関係しているとされています。

このように、定期的な祈りの実践は、ストレスを軽減し心身の健康をサポートするだけではなく、認知機能や知的能力の向上にも良い影響を与えらえることが研究からも示されています

これら心理学や神経科学の研究によって多くの知見が得られています。

※ただし、これらの研究の詳細や結果については、さまざまな研究があり、結果にばらつきがあるため、注意が必要です。また、個人差や状況によってその効果は異なるため、一概に有効であるとは言い切れないことには注意が必要です。
EQ、知能指数、心、脳

感情と理性が対立してしまう謎

激情が理性を凌駕してしまう。

これは人間の脳の基本構造に由来します。

そもそも、私たちが普段から意識している「心」とは脳の機能の一部です。

■脳の進化の歴史

何百万年に渡る進化の歴史の中で、脳は建て増しする形で発達してきました。

大まかに、脳幹(生命維持機能)→大脳辺縁系(感情機能)→大脳新皮質(思考機能)という順番で脳が進化していきました。

このように、思考する脳が生まれる何百年も前から、感情機能の脳は存在していました。

そのため、感情機能を持つ脳は、思考機能を持つ脳に対してあちらこちらにつながる無数の回路を持っています。

このような神経回路の構造から、感情(情動)は脳全体の働きに対して、とてつもなく強い影響力と決定権をもっているのです。

普段の私たちの脳は、感情機能を持つ脳と思考機能を持つ脳で、両者でバランスを取りながら理性的に考え行動をしています。

しかし、何か緊急事態が起きた時など、強い情動が起こると両者のバランスが崩れてしまいます。

先述した脳の神経回路の構造から、感情機能を持つ脳がすべての脳の機能を圧倒してしまいます。

よって、知性が反応するより一足早くに感情面が反応してしまいます。

COLUMN 感情と理性が対立してしまう謎>

COLLECTIONを見る