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カートが空です

なぜ上場企業を始めとした会社の経営者層が、揃って初詣に参拝するのか?その心理とは?

多くの経営者の方が神社仏閣を定期的に参拝する、占いをビジネスに取り入れている等のケースは少なくありません。

 

未来志向 

ビジネスのシーンではいくら念入りに市場調査や研究開発を行い、市場規模や売上予測を立て、市場のニーズに対する新しい商品を提供したとしても、それが実際に売れるかどうかは実際に販売してみなければわからないことがほとんどです。

周知の事実のとおり未来を100%予測することは不可能です。

この予測ができない未知なる問題に対して人は不安や恐怖に悩ませられます。

私たちは深刻な悩みや不安、恐怖などに直面したときに、普段は信じていない科学では説明のつかない非日常性や神秘的なものにすがりたくなります。例えば神頼みや占い等です。また誰かに人にすがりたくなります。その理由は様々なものがあります。

人は古来より、理性(理屈)では解決ができない問題に対しては、科学では説明ができない神秘的な力に頼り解決を図ろうとしてきました。

いわゆる神様や占いなどといったものです。

例えば、お寺や神社に行き、家内安全、商売繫盛、心願成熟、恋愛成就などの祈りや願いをする。

他には建物を建てる際に無事故無災害の祈禱をすることが挙げられます。

 

この背景にはその効果が科学的には証明されいなくても、私たち人間の伝統や文化的背景に基づく価値観の側面もあります。

お寺や神社に行き、仏様に拝むことで、「ご利益がありそう」という価値観を私たちの多くは持っています。

その伝統や文化的背景の始まりを辿ると医学が発達していない古来からの文化的行為であることがわかります。

医学の祖先は神様の存在に基づいた宗教的な呪術という歴史があります。

科学が発展していくにつれ、本来は同じであった宗教と医学が分かれ、現代では医学が人の治療を行っています。

日本においては、その昔、僧侶(仏教)が医療の役割を担っていたと言われています。中世の日本では、何か悩みや願いごとのある人は皆、観音堂などにおこもりして、お告げを受けるのが普通でありました。

そのとき神仏から何かお告げを受けたといっても、そこのことを疑ったり頭がおかしいのではないか?などと思う人はいませんでした。

当時の日本の社会ではこのようなことも日常の出来事として受け入れられていたからです。

このように、人々が観音堂に祈りや願いをかけに行くのは現代よりも日常的な行為でありましたが、第二次大戦後以降、科学技術の発展や科学至上主義と思われる教育によって、非科学的と位置づけされる神社仏閣に「頼る」という行為が減少してしまったという歴史があります。

以上、このような伝統・文化的価値観や理由により、多くの経営者の方が神社仏閣を定期的に参拝する、占いをビジネスに取り入れている理由であることが考えられます。